2013/06/30

「ROCK IN JAPAN FES」 DJ BOOTH 12年間のまとめ - 体感の再体験 -



 「ROCK IN JAPAN FES」のDJ BOOTHに12年出演し続けて来たことをなんとなく振り返ってまとめてみたら、面白いんじゃないかなって思ったので、過去のブログに記載したものをまとめてここで引用し、再掲載(といってもリンクで飛ばしまくりですが)しようと思い立ちました。引用の半分は、2010年に書かれたものです。その年は、自身が10年連続10回目の出演が決まったという、“個人的10周年記念!”であった年だったということもあり、色んなケジメをつけようと思い立って書き連ねたものであります。

 今、改めて自分で読み直してみたら、まあ、色んなことを、暑苦しく語ってるなぁって恥ずかしくなったりしたけど、沢山の出来事がどばどばっと溢れ出してきて、記憶と感情が混乱して来ちゃいました。

 このブログ含めて、当時の感情の言葉で記した過去の文章というものは、時を経ると客観的に読めたりするもんでありまして。自分で書いた文章でありながらも、妙に納得させれてしまったりするもんなんですよね。過去の自分が今の自分に問いかけているような気持ちというか。単なる想い出巡りではなくて、言葉で時を刻んだ文章を振り返る行為は、体感した事実が如実に炙り出されるものですからして。体感の再体験という感じですかね。

 12年間の経験を語れと言われれば、カタチだけなら今すぐすらすらっと言葉に出来るけど、その時に俺は何を感じたのだろうかということを語れと言われると、少し躊躇する自分がいるのです。それは頭で刻まれたものではなく、心の奥に刻まれた体感であるからだと思うのです。その体感というものは簡単に引っ張り出して語れるものでは無いからね。

 さらに、DJ BOOTHのことを客観的に俯瞰で語れと言われても、それは当事者としては到底無理な話ですから。語れない。だけど、こうやって、当事者としての言葉を改めてまとめて読み返すと、当事者なりにも一歩引いた人間として感じ取れることが沢山あることを発見しましたよ。


 この、僕の個人的なまとめがどういう意味を成すのか。

 皆さんがどのように読んで受け止めるのか。

 はっきりいって解りません。

 ただ、今、僕に出来ること。

 それは、やり続けてきたことをこの機会で、改めて伝えること。

 それを、今の僕の言葉で伝えるのではなくて。

 その当時の思いが込められた言葉で再度伝えること。

 それが一番なのではないだろうかということ。です。

 ただそれだけです。

 

 注)2005年までの文章は、2010年当時の日記をそのまま引用しているので、文章中にフェス関連とは関係無い記述が多々あることや、フォントサイズが小さかったり、リンク切れも多々含まれています。ご理解の程を。あと、2011年だけ、出演前の決意の文章しかログに残っていなかったことをお許しを。


2013/06/27

「ROCK IN JAPAN FES.2013」 DJ BOOTH のこと。





 昨晩、「ROCK IN JAPAN FES.2013」 DJ BOOTH の出演者発表後、色んな方に、色んな形で、僕が出演しないということについて、様々な形で言葉を頂きました。それを受けて、深夜、自身のTwitterに書き込みをしました。本当は、これだけで今の思いは全て伝えた!と思ったのですが、少し、というか、大切なことを付け加えたい!という思いが湧き起こったので。この場でその思いを、言葉で表せる限り綴ろうと思いまして。書くことにいたしました。


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 2001年に初めてDJとして出演させて頂き、去年まで毎年出演出来たこと。そんな長きに渡り出演を続けられた背景には、数え切れない程の沢山の人の助けと思いと意志があったからこそです。どこの馬の骨かわからないこんなDJに声をかけて下さって、出演することになった初年度から始まり、DJ BOOTHというあの場所の存在をかけがえのないものにするべく、沢山の方々が多大なるサポートをしてくださったからこそで。毎年のように、DJ陣も奮起しながら、そんな思いと共に、如何にすればより良き場所になるか?ということに尽力してくれた人達がいてくれたからこそなのです。
 そして、年を重ねるごとに、回数を重ねるごとに、時代と共に、状況は変わりながらも、みるみるうちに盛況を博すようになっていったDJ BOOTH。結局は、あの場所を必要としてくれる、集まってくれるようになったみんなのパワーが連鎖的に膨れあがり、いつの間にか第2のステージとも言えるような場になったのです。オーディエンスというみんな。1人1人が繋がって集まって。想像を遙かに超える素晴らしい場所になったのであります。

 これはもう感謝の言葉以上の言葉で表すしかない。


 そんな気持ちなので、適切な言葉がみつからないのです。

 
 以上、例年の如く今年も出演しているのであれば、終演後、このような思いを伝えているのですが。今年は出ないことになりましたので、この場を借りて、DJ BOOTHに出演していた自分を、様々な形で支えて頂いた全ての皆様に、感謝以上の言葉にならない思いとして伝えさせて頂きました。ありがとうございます。

 というわけで。


 僕自身の思いは、この辺で終わりにしまして。


 Twitterでも伝えた通り、DJ BOOTHは当たり前のように今年も素晴らしいアーティストと音楽とオーディエンスで盛り上がること必至!であろうし。ライブだってそうだろうし。
「ROCK IN JAPAN FES.2013」が、みなさんにとってかけがえのない素晴らしいフェスになりますように! DJ BOOTHが、みなさんにとって、今まで以上に歓喜の渦を巻き起こす最高の場所になりますように!

 楽しんで下さい!


 楽しみにして下さい!!


 僕も楽しみます!!!



   ※誤字脱字、乱文失礼!

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 追記:

  DJ保坂壮彦。


  大阪に行きます!


  つくばロックフェスに出ます!!


  8月の終わりには音魂に出ます!!!


  他にも色々やってるんで、

  これからも宜しくお願いいたします!!!!!


  ※情報はオフィシャルサイトにて※





2013/06/15

僕は僕なりに。


 僕の勝手な想像だけど、アーティスト以外で音楽に携わっている人は、今の職に就く前に、何かしらの楽器演奏の経歴があるはずだと思うのです。

 そういう僕も、中3にギターを始めて、学生時代から20代中頃迄バンドやってたし。バンド組んでから一貫してドラマー人生だった。でも、志し半ばで頓挫して、今に至ってる。

 そんなことを振り返ってみたのは何故なのか?というと、改めて、楽器を演奏して、アーティスト道を貫いて成功している人達ってのは、心から尊敬に値する人達だってことをふと思ったからであります。

 彼らが音を鳴らさなければ、彼らが音楽を生み出さなければ、僕はなんにもできない人間になってしまうわけですよ。

 当たり前の話だけど、当たり前にしちゃいけない、とっても重要な大事な当たり前だと、思うのです。

 話しはそれるけど、個人的に言えば、プロ野球の選手だってそうだしね。僕がなりたかったことをやっている人達を敬うことは大事です。

 僕は、ただただ、成れなかった職に就いている人達が解き放つものを受け止めて、感動するだけだ。

 でも、僕みたいな人は無数にいるわけでね。

 これは、夢叶わぬ人の嘆きではなくて。

 彼らの必至を受け止めて、声を上げることでこそ成り立つものだから。

 僕は僕なりに。

 力ある限り、微力でも強力でもなんでもいいから、やるべきことをやることだと思うのです。

 乱筆乱文失礼お粗末。