2010/10/31

The Tennessee Waltz / Patti Page



想い出す。

甦る。

音楽に出逢った頃のこと。

音楽に押された頃のこと。

音楽で繋がった絆のこと。

音楽で別れた沢山のひと。

そして。

巡り巡って今日ここにいること。

逃れられないと思っていたことは。

逃さないと思い続けていたことだ。

涙は出ない。

でも。

すげぇ奥の方の奥の方にしまい込んでいた魂が泣いている。

心が泣いている。

今の今から。

あったはずの景色をもう一度。

眺める。

その先に行くはずの景色を描く。

そうなのだ。

どうだっていいのだ。

どうなるかは自分だ。

自由。

愛。

音楽。

なんだろう。

俺。

「忘れない」を忘れていました。

絶対に忘れないと思ったのに。

さあ。

「忘れない」を忘れてしまったことを、忘れない。

これは決意。

絶対だ。

ゆっくりのんびり行くけどね。

急がず焦らず行くけどね。

でも絶対。

行く。

2010/10/30

ドラム!ドラム!!ドラム!!!

今、絶賛csにて放映中の、今年のフジロックの模様を観て。Them Crooked Vulturesのライブを観て、改めて感じたこと。デイヴ・グロールのドラムって、根っからのハードロック気質なんだということ。ニルヴァーナがあれほど破滅的で破壊的であったにも関わらず、何故にあれほどまでのコマーシャルなブレイクをしたのかということに、ドラムが一役も二役も貢献していたんだなって再確認しております。カート・コバーンの紡ぎ出すメロディがキャッチャーでポップであったのもあるが、やはり、バンドはドラムなので。でも、当時はさほど、デイヴのドラムにコマーシャリズムな感覚を受けることはなかったのですが。改めて現役の彼のドラムを目の当たりにすると、そう思ってしまうのであります。いやぁ、しかし、デイヴのドラムは重い。タイトで重い。塊がひとつずつ、ドスンドスンと脳髄からケツまで止めどもなく叩き落とされる。凄いね。やっぱ。

おっと、!!!(チックチックチック)のライブが始まった。いいねぇ。フジロック。最高だね。自宅で独り過ごす金曜日の夜(笑)。

あ、タモリ倶楽部もはじまるじゃん。

2010/10/28

いくつになってもweezerが好きだからぁ。

weezer通算8枚目のアルバムが、Epitaphから出るって聞いて、「ほ〜」っと感心しておりました。こりゃぁかなりはっちゃけた感じになるんだろうなって思ってたら、「ほら〜」って感嘆いたしました。いいね、いーね。
ある種、リバース・クオモって人間は、陰陽を使い分けるのが苦手な人間だから。独りで突っ走ると、どうしても、陰の方向に潜り込んでしまうので。こうやって、外枠を、活動の範囲内を陽で包み込むことによって、決して消え去らない刹那を、とんでもない陽気なロックに昇華出来るということなんですよ。それが無尽蔵に発揮されたのが、このシングルっすね。



最高だぁ。
でもねぁ、とどのつまり、彼らはいつまでも、「如何に、1stと2ndを凌ぐ傑作を作るのか?」という至上命題を課せられてしまっているからして。そういう類のファンからすると、「ふざけすぎー」なんて声が上がるのかも知れない。まあ、いいじゃんか。『ピンカートン』のデラックス・エディションがリリースされるんだから。それはそっちで欲望を昇華しようぜよ。さらにさらに、Weezer幻の音源もリリースされるわけだし。この幻の内容によっては、彼らのデビューの足跡、ようは、1stに辿り着く意味と、2ndリリース後に試行錯誤した上でお蔵入りになった楽曲も聴けるわけだから、色んな意味で、彼らの足跡が開陳されて、すっきりするのかもしれないかなって、思っています。

いやぁ、にしても、weezerは大事だなぁ。俺にとって。
懐かしい想い出もねぇ。
新宿リキッドルームでのライブ!
ライブ後に歌舞伎町の街に出てきて、ファンのみんなと大騒ぎ!
そんなことがあったよなぁ…。


なつかしやー。

2010/10/24

『中村語録2』

『中村語録』という本をご存じでしょうか?
知っているのならば、それだけで、嬉しいです。
持っているのならば、それはもう、それだけで、じゅうぶんです。

———『中村語録』とは?

『中村語録』とは、中村一義のパーソナルブック。
中村一義に多大な影響を与えた、今は亡き祖父・中村二郎のモノローグと、
中村一義と祖父、祖母の“中村家お茶の間での鼎談”による二部構成の全100ページの書籍です。


2002年に発刊されたこの本の取材、インタビューを私、保坂がやらせて頂きました。振り返れば、8年の月日が流れているのですね。

今でも私の大切な宝物であり、バイブルであります。自ら取材をさせて頂きながら、このような物言いもどうかと思いますが、本当に、宝物であり、バイブルであります。当時の僕にとって、この取材が決定したこと。それが、書籍として発刊されるとなったこと。とてつもない財産になっております。言い過ぎかも知れませんが、この本を成就させることが出来たということで、僕は全てを成し遂げたと果ててしまってもいいと、当時も今も思ってしまうこともあります。

あれから8年。
この度、『中村語録2』が発刊されることになりました。

今回の第二弾のメインは、中村一義を幼少期から見守り続けている祖母・中村安子と中村一義の対談。幼少期から今まで、ずっと傍らにいた祖母に中村一義はどう映っていたのでしょうか?そして、カラーページには、秘蔵写真満載のフォトアルバムを掲載。

とのことです。
さらに、中村君自身が責任編集を自ら行ったという、パーソナルなものになったのです。

中村一義というアーティストは、デビューアルバム「金字塔」というまさに金字塔なアルバムをリリースしています。このアルバムが彼の個における全ての集約的なパーソナルな作品であり、であるがゆえに、聴き手のパーソナルにとてつもない衝撃を与えた作品であったことは言わずもがなであります。そこから彼の全てが始まり、今彼がいるのは、そこがあるからであると言っても過言ではない。ようは、彼がデビューするまでの期間。どのように中村一義という人間が形成されていったのかということが、とてもパーソナルであるが故に、さらに聴き手が欲するべくものであるということ。それを証明することが出来たのが、『中村語録』でありました。御爺様から語られる様々な言葉の数々は、パーソナルであるが故にとてつもなく普遍的です。中村一義というアーティストが好きならば染みいる本であるという、そんな狭き門ではなく、音楽を、いや、この時代を生き抜く上での様々な考え、知識、思い、全てが詰め込まれています。その第二弾が御婆様との対談で新たに披露されるのです。

嬉しいです。

さらに、さらに、ディープに。それがさらに聴き手にディープに伝わることが、より普遍的な広がりを見せることが可能になるであろうという、今回の発刊。

是非とも一読よろしくであります。

ちなみに未だ僕も読んでおりませんので、わくわくが止まりません。

楽しみです。

2010/10/20

HAPPY BIRTHDAY!

もうこの歳になると、何度も何度も何度も。
音楽でこれでもか、これでもか、これでもかー!と。
驚愕させられながらも。
いつもいつもいつも。
素晴らしい衝撃を音楽から頂き続けていて。
麻痺したり、鈍感になったり、することもあるのですが。
普通以上の衝撃がたまーに来ることがあって。
その衝撃によって、またまたまた、目が覚めて。
音楽って素晴らしい!ってなるのです。
もうこの歳になっているのにね、何度も何度も何度も。
でもでもでも。
そうは来ないよ。この衝撃。


紹介します。
HAPPY BIRTHDAY。
です。


11月24日に「デートに行けない日曜日/HAPPY BIRTHDAY」にて、Mule Recordsより、全8曲入りでデビューです。


告知みたいになりましたが、違います。
保坂が保坂を背負って、押します、一にも二にも押します。
保坂が保坂を背負う時は、本気です。

直近だと、SEBASTIAN Xかな。
そのちょい前だと、世界の終わり。
押して押して、ました。デビューから。
そのちょい前だと、サカナクション。
メンバーがまだ北海道にいる頃から。
押して押して、ました。一郎君に出逢ってから。

そんな、保坂が保坂を背負います。

紹介します。
HAPPY BIRTHDAY。
です。

せっかちな人に簡単に説明します。

(その1)女の子2人組です。
(その2)唄う歌が全て失恋ソングです。
(その3)ライブパフォーマンス含めて、まるで、女版、サンボマスターみたいです。

以上。

せっかちな人にはこれだけでじゅうぶんの説明です。

ていうか、せっかちな人ではない人にはこれだけの説明だと、何故保坂が保坂を背負ってまで押しているのか解らないかも知れませんね。

では、せっかちじゃない人にちょいと説明です。


とにかく、唄が素晴らしい。
ボーカル、きさ、の、声が素晴らしい。
引きつった叫びが、オノ・ヨーコであり、暖かい声が、原田郁子でもあり、その本当の唄声から出る、心の在処は、幼稚園児であるのだ。
あまりのストレートな歌詞に、ついていけないやって思う人もいるだろうが、それは、天賦の才に出逢った時には必ず付いてくる、「初対面に巻き起こる違和感」ということだ。ロックの歴史にはそう書いてある。ロックとはそういうものだと俺は信じているから、それでいいのだ。
例えば、エルビスがロックンロールを鳴らしたとき。例えば、ブルーハーツのヒロトがパンクロックを鳴らしたとき。その食い合わせの悪さと、あの衝撃的事実は未だに忘れられないし、ロックの試金石となっている。「そこまで言うか?女の子2人組の、つぼみ状態のバンドに?」という突っ込み大賛成。そう言われれば言われるほどやる気が出るってもんなのだ。

何が成功で何が失敗かわからない時代。
音楽で成り上がるなんてよくわからない時代。
普遍的にロックを鳴らすことがどれだけ魅力的なのかわからない時代。

「わかんないことがわかんない」

そんな気持ちがあなたにあるのならば。
そんなあなたが少年少女ならば。
彼女たちの音楽に触れることを進めます。
触れないことは薦めません。
触れたら最後。
一生卒業出来ないかも知れません。
ロックから。

僕はきっとそうです。

だからこうやってまた衝撃を喰らって。
喰らったパンチを、散弾銃のごとく、全方位的に放ち。
そこやどこかのあなたたちに。
届け続けるのです。


是非。

お楽しみに。


追伸:
日々、オフィシャルサイトも、日々、形を整えているようです。
YOU TUBEの動画もあるかな?と思ったけど、それはそれで、無いような感じです。
myspaceで、K(demo)を聴いてみましょうか。それだけでも、少しは、現在レベルで、伝わるような気もします。もっとディープに早くから突っ込みたいなら、きさのmyspaceを聴くのもいいかもしれません。自由です。自由。音楽は自由。

2010/10/18

終わった。

 今年の、俺とタイガースの2010年が今日終わりました。

 シーズン成績は2位。クライマックスシリーズを本拠地甲子園にて、3位のジャイアンツを迎えての3戦短期決戦。先に2勝を上げたら、ドラゴンズの本拠地に進出出来るという。その状況下で、ジャイアンツに2連敗で、ものの見事に玉砕。シーズン中のデータが示すとおり、甲子園という圧倒的ホームでの勝率を考えると、スムーズに名古屋に行けると誰もが信じていましたが、負けました…。終わりました。来年の春まで、プロ野球で歓喜することが無くなってしまった…。約4ヶ月。野球のない毎日を過ごすのです。つらーい。でも、昔の弱虎の頃を想い出せば、全然つらくなーい。昔だったら、もっても夏の初めまで。早ければゴールデンウィーク頃まで、タイガースは活躍して、あっという間に最下位に、っていう図式が当たり前だったから。贅沢しちゃいかんいかん。改めて今年を楽しませてくれたタイガースの選手に感謝いたしましょう。

 ということで、総括しますよ。

 プロ野球全体を総括すると、途方もなくなってしまうので、まずはセリーグの大まかな総括から。今年のセリーグ。結果的に、打高投低が顕著に表れるシーズンでした。これを象徴するチームがタイガースとジャイアンツ。この2チームが結果的に打力で勝ち抜くということを成し遂げて、2位と3位を勝ち取ったと。じゃあ、ドラゴンズは?というと、それが真逆で。ドラゴンズは、投手中心のチーム。しかも、ホームでの勝率が半端無いほどの数字。ようは、ホームでは、裏からの攻撃。相手の攻撃を押さえて、その後に打者が点を取るという図式。その勝利の方程式を徹底的に仕込んだのが、落合監督だった。まるで、ホームで全勝するくらいのチームの勝利の方程式。結局はその方程式が、投手力中心のチームとなり、シーズン後半でも崩れず、1点が重くなる試合での投手の重要さを押し出す。野球は基本、ピッチャーなのです。「点を取らなければ勝てないだろう」と思いがちだけど、「点を取られなければ、負けない」ということです。逆説を言うと。それは、「点をとっても、取られれば負ける」ということにも繋がる。その強みがセリーグ優勝に繋がった。その強みが無かったタイガースは2位に終わった。

 では、今年のタイガースはどうだったのか。

 今年のタイガースは、まずは最初に、赤星引退というかけがえのない事実からスタートしなければならなかったこと。それと、左のエース、岩田が長期離脱で不在ということ。絶対的戦力の2人がいない状態から始まったということ。さらに、右肘の治療が長期化している矢野の穴を埋めるべく、大型補強として、城島が捕手として入団したということ。このマイナス2、プラス1がどのように新しいタイガースとして機能するか?ということが問われていた。
 赤星の穴埋めとして来日したのがマートンである。はっきりいって、誰も期待していなかった。赤星以上の選手はいないからである。さらにキャンプ時の彼の動きを見ても明らかに使い物にならない状態だった。が。しかしである。今となってみれば、勤勉かつ真面目な生活で、日本の生活にもすぐに馴染み、さらに、イチローの日本での年間安打記録、210本を超える活躍を魅せた。これは明らかに嬉しい悲鳴であった。赤星の穴を埋める以上の活躍をしたと、言ってしまってもいいだろう。さらに、岩田の穴はどうだろうか。ていうか、もう1人のエース、能見も序盤に離脱。さらにさらに、開幕投手を長年務めてきた、安藤が鳴かず飛ばずの活躍で。先発3本柱が序盤からいない状態。それを埋めるには結局シーズン通して苦労し続けた。故に投手力は不安定のまま。しかし、久保の大活躍と、シーズン途中から加入したスタンリッジ
の活躍がなんとかチームの屋台骨を支えてきた。他外国人選手は不安定であったし、下柳も、年齢的な衰え故に、不安定さがあったという事実。それをかばうように、中継ぎの西村が2年目で芽が開いたということが、数少ない投手力の支えでもあった。あとは、シーズン後半に、ルーキーの秋山が好投し、最後の最後に能見が復帰したからこその、優勝戦線に残ることが出来たという塩梅だろう。
 後は、城島の加入。これは、でかかった。リード面で言うと、久保が今年ここまで活躍出来たのは、城島の強気のリードのおかげだ。さらに、タイガースの選手としては珍しい、奔放な明るい性格。彼の姿勢が、タイガースの凝り固まったイメージを崩すことになる。チームの和としてとてもよい潤滑油になったのではなかろうか。しかし、捕手がいきなりやってきて、100%の力を発揮出来るわけではない。例の安藤や下柳は、明らかに、今までの正捕手の矢野との相性が抜群であったがゆえに、城島との連携不足が彼ら達の不調にも繋がったのではなかろうかと憶測する。
 これらのプラスマイナスの要素以外にも、今年は、チーム的に大きな転機があった。連続試合出場世界記録保持者の金本が右肩の不調をずっと抱え続けて試合に出ていたこと。でも、金本がシーズン半ばで、その記録にストップをかけたということ。長年の四番としての軸がいなくなったということ。それによって、新井が四番を打つことになったこと。生来の四番器質ではない彼は、結果的に、タイガース移籍後最高の数字を残しはしたが、勝負強さ、四番の安定感というところは、結局、クライマックスシリーズまで。最後の最後まで、確実な安定性に欠けてしまった。それがダメージであるといっても過言ではない。しかし、金本の離脱という予想外の事実が起こったことにより、プラスの面も産まれた。そう、レフトの守備位置が空いたということ。金本が出続けるということは、1人分の出場機会が無かったということだ。そこで、金本不在を埋めるように、ルーキーの藤川俊介が日増しに活躍をすることに。日々成長する。他、浅井、林など。さらに、セカンドの平野がユーティリティプレイヤーであるということで、平野が外野に守備することにより、セカンドが空く。そこへ、大和、上本、坂、という若手の出場が増えたと言うこと。これは、金本がいないという欠如のマイナスから産まれた、今後のタイガースの将来への架け橋となる数々の芽が出たことに繋がった。現実レベルでの試合結果でも彼らは成績を残した故に、金本がいなくとも、最後の最後まで試合を続けることが出来たと言うことなのだ。
 やばい。
 語りすぎてる。

 他にも沢山伝えるべき、語りたいべきことがあるが、最後にひとつだけ、ということにする。絶対的守護神、藤川球児がシーズン通して絶好調という日がほぼ無かったということも、今年のタイガースの決定的勝敗にかかる事実であったことを伝えよう。振り返れば、岡田監督の時代に、今となれば当たり前になった、投手の継投。JFKと言われた戦略があった。それで2005年は優勝した。先発完投というピッチャーへの比重を後ろに持って行くという手法。先発投手はなんとか6回まで投げ持てばよい。その後に、左のウィリアムス。右の久保田。そして最後に藤川球児という継投。これが、ぴしゃりとはまった時代があった。この投手継投策は、多大な影響を他チームにも与えている。現在のホークスを象徴するかのように。摂津、ファルケンボーグ、馬原、という3投手。どうやらSBMというらしいね。名前からしてそうなのだ。さらに、ドラゴンズもちゃんとした名前はないが、中継ぎ投手の成長と、その後を押さえる、浅尾と岩瀬の完璧さ。それが確定し、活躍したからこその強さに繋がる。だが、だ。産みの親の、久保田と球児が今年は大活躍どころか、活躍できなかった。今日の試合も、久保田と球児で5点取られて負けるという。今年を象徴するかのような試合であった。久保田は、シーズン初頭に活躍。中盤は調整。終盤にそこそこ活躍するが、結局安定感としては望めなかった。では、球児は。
 JFKの話に繋がるが、タイガースが確立したモノであるが故に、どうしても、先発が6回以上投げ続けられないという事実が沢山転がってきた。でもウィリアムスはいない。その穴埋めとして西村の活躍もあったが、経験不足は否めなかった。故に、久保田の不調もあいまって、球児が9回1イニング限定という。押さえのピッチャーでは当たり前の起用を度外視する場面が沢山あった。8回から2イニングとか。どうにもそのような未経験の事実が彼の何かの歯車を狂わせてしまったように感じる。さらに、今年のタイガースを象徴する、打って勝つ野球。マートン、平野、鳥谷、新井、ブラゼルという5選手が3割バッター。さらに、ブラゼルは来日2年目に花開き、最後の最後までラミレスとホームランのタイトルレースを争った。タイガース的には、最強の助っ人、バース以来の活躍という。そんな打撃で勝つ野球であったが故に、接戦で勝つ場面というのが極端に減った。イコール、1点差2点差で逃げ切る野球。守り勝つ野球での出番が減った。イコール、球児の場面が極端に減ったのだ。手に汗握る投手戦。球児が抑えて勝つ野球。その場面がほとんど無かった。その緊張感を彼がシーズン通して、保ち続けるには、やはり実戦であるはずだが、その経験が希薄になったが故に、どこかで彼の歯車を上手く合わせることが困難になってしまったのだと思う。今日もそうだった。シーズン終盤の大事な場面でも打ち込まれた。それが、ギリギリのラインで優勝を逃したと言っても過言ではないだろう。

 他にも色々あるけれど。
 タイガースや野球に全く興味のない人にとって見れば、これは駄文でしかないはずだから。この辺でやめておきます。

 とにかく、ここ数年のタイガースは、優勝戦線に顔を出すようになり、毎年楽しく野球を見れるようになったと言うことだけでも、幸せに感じなければならないなぁと改めて実感しております。

 来年、期待してまーす。

 では、良いお年を(笑)。


 P.S.
  F1鈴鹿GPでのカムイの快走も語りたかったけど。これこそマニアックになりそうなので、遠慮しました…。