2011/06/20

natunatuna


soultodayでイラストレーターをやっている、natunatunaが、

uminecosoundsの『イエロームーン』のPVを作りました。

彼女にとっての初PV映像です。

紹介するのがかなり遅くなってしまいましたが。
観てください。

こちらで本人が言葉を綴っております。

もう10年くらいの付き合いで。
だからこそ、あまり、こう、賛美するのも手前味噌ながらいささかなものかと。
思うのですが。

彼女が昔から今に至るまで持ち続けていた絵ゴコロ。

それを音に乗せることで、拓けた新たなモノ。

とても素晴らしいと思うのです。

希望があるのです。

宿っているのです。

音楽とともに。

絵ゴコロが。



2011/06/15

無題


久しぶりの更新です。
ここで書かねば、1ヶ月も放置してしまうことになってしまうので。
書きます。
いや、書きたいことは沢山ありすぎるくらいあったけど。
時間というものがあまりにも足りなくて。
書けなかった。

だから、書きたかったことを、限りある時間で。
とにかく綴ります。
なので、タイトルは、無題、です。

そうそう。前の日記で。
「#rocksmile」〜ロックで「笑顔」を、「笑顔」でロックを〜
というのを書きました。
書いたし、実行しようとしたけれど、ROCKS TOKYOは、荒天で。
自分自身が身動き取れずで、やりようがないまま、今に至ってます。
ごめんなさい。
でも、やりたいし、続けたいし。
なので、改めて、やると宣言する機会を待っててください。
ていうか、Twitterの場所自体あるんですから、みなさん、どうぞ、ご自由に。
笑顔を笑顔で埋め尽くしてくれれば幸いです。

ここ最近、音楽が異常に心に染み渡ります。
だいたいそういうときは、身体と心が疲れ果てているときなんです。
そりゃぁ、大変だってなわけですが、あんまり自覚もないんで、大丈夫なんですが。
いや、自覚はあるんですが、まあ、なんとかやってます。
そんでもって、そういうときに限って、必ず帰る場所、帰る音楽が僕にはあって。
それが、THE BLUE HEARTSなんです。
年齢的に、ばっちりリアルタイムで聴いていた年代なんだけど、自慢するほど実はリアルタイムでは聴いていなかったのです。実は。
ちょうどその頃、洋楽バブルがはじけて。
MTV世代と言われるアーティストが日本に輸入されはじめて。
それにがむしゃらに向かっていた時間の方が多かったような保坂なんです。
だから、ぶっちゃけ、邦楽っていうのは、それこそ、「ザ・ベストテン」の歌謡曲を小さい頃に聴いていた以来あまりのめり込まなかったのです。
とはいいつつも、TMネットワークだって、BOOWYだって、ジュンスカだって、レッドウォリアーズだって、バンドでコピーしてたし。

でも、THE BLUE HEARTSだけは特別なんですよね。
日本人にとって、彼等は特別なんです。

それは年齢を重ねた今でも感じます。

何故か。

理由は簡単です。

本当のことしか歌っていないからです。

間違っていることを教えてくれるからです。

だから、何か自分がおかしいなぁって時に、彼等の音楽を聴く。
すると、色んな本当や間違いに気づいて、自分を取り戻すことが出来るのです。

でもあれですよ?THE BLUE HEARTSだけがあればなんもいらないという。
そういう極論ではないのです。

他にも無数に好きな音楽はあります。
でも、どうしても、特別で有り続けるのが彼等の音楽であることは。
揺るぎないのです。

そんな彼等の曲の中でも。
いっぱいいっぱい名曲があるけれど。
聴いて聴いて結局辿り着くのは。
「TRAIN-TRAIN」なんです。
本当は1曲だけなんて選びたくはないけど。
この曲なんです、と、言い切ることが出来る時の自分は。
本当に、本当を。
間違いを、間違いと。
それを確かめたい時期なのであるのです。

約10年ほど前に、とあるアーティスト、今でも現役のアーティストが。
この曲の一節に対する、重みと、聴いた瞬間に沸き起こる感情を。
教えてくれました。
それがこれです。

「弱い者達が夕暮れ さらに弱い者たちを叩く その音が響き渡れば ブルースは加速していく」

以上。
説明は要りません。

世の中には無数の音楽があって。
沢山のアーティストが、音という、リリックというものを。
無からクリエイトし、万人に届ける。
受け手はそれを様々な形で受け取る。
受け取る側は、勝手な解釈で、感じる。
巨大な力をもつポップアーティストが。
大多数の人に届け、大多数の人が同じような気持ちになることもあるのかもしれない。
でも、それと同じように、大多数の人が身勝手に解釈することもある。

それを言っちゃあお終いよ、って言われそう。
だって、レビューとかライターとかやってるから。俺。

でも、正直そうなのです。

昔から、僕がレビューを書くと、いつも、今でも、言われ続けている言葉があります。
「保坂の文章から音が伝わってこない。音を伝えるのがレビューとして重要だ」と。
確かにわかります。
みんながまだ手に入れていない音源を先に聴き。
それを聴いて、楽しみにしている人に対して言葉で伝えるという手法故に。
「音を言葉で伝える」
ということは必要なのかもしれません。
しかし。
それを可能にすることは不可能に近いほどの作業です。
音楽は音楽です。
音楽はそのままで音楽なんです。
それを、未だ知らぬ人に言葉を操って伝えることは、無理なのかもしれません。
だから、僕のレビュー文章は、感覚的で、アバウトでわからないって言われることが多いのです。
だから、「音が伝わらない」と言われるのです。
でもね。僕は、音楽を聴いて、沸いてくる感情を記したい。
それが一番の思いなので、どうしても、説明的な音の伝え方を忘れてしまう。
まあ、どっちが正解なのかわからないけれど。

なので、今日、ここで、伝えた、THE BLUE HEARTSの一節も。
あーだこーだと言えば言える。
音自体はもう、有名すぎるくらい有名なので、伝えずとも。
保坂なりの受け止め方は、なんとでも説明できますが。
しません。

この一節は、教えてくれたアーティストにとっても。
僕にとっても。
かけがえのない、風景でもあります。
説明がいらない、感情でもあります。

久しぶりに、このフレーズが僕の心にやって来るとき。
それは、とても大切な何かが揺らいでいたり。
とても大切な何かが蠢いている時だと思うのです。



あらら。
無題という日記ながらも。
ほぼ、THE BLUE HEARTSがどーだとか。
結局のところ、自分のレビューの在り方の話まで語っちゃいました。

でも気持ちいいね。
勝手でごめんね。

ただただひたすらに、感情の思うがままに、キーボードを叩き続け。
辿り着いた文章がこれなんです。

前もって、「これ書きたい!」っていうのが沢山積もり積もっている時に限って。
書き始めると、それら全てが遠く彼方に行ってしまって。
今目の前に出てくる何かが僕を突き動かして、こういう日記になるのです。

これもこれで、いいじゃんね。

次回の日記は、ブログは、いつになるか…。

Twitterさえも、やっとこさ、つぶやいている今。

でも、ここまで目を通してくれた方には心から感謝します。

もしかして、更新を楽しみにしている方がいらっしゃいましたら。
それはそれで、頭が下がりっぱなしです。

つーわけで。
なんのユーモアもないままで(笑)。

筆を置かせて頂きます。

失敬。

長文雑文しつれいいたしやした。