2011/01/02

「COUNTDOWN JAPAN 10/11」終了。

 あらためまして。

 2011年もよろしくお願いいたします。

 そして、「COUNTDOWN JAPAN 10/11」に足を運んでくれた方、DJ BOOTHに来てくれた方、ありがとうございました。四日間の怒濤の年末年始が終わりました。大きなトラブルもなく、例年以上の盛り上がりで、DJ BOOTHも無事四日間を乗り切ることが出来ました。ほんとうにほんとうに、ありがとうございました。

 今年のDJ BOOTHはどうでしたか?

 そんな言葉を、あの場に足を運んでくれた人みんなに。一人ずつみんなに聞いて回りたいくらいな気持ちです。「つまんねー!」ってな言葉も含めてね(笑)。感想意見などなどなど。とにかく、みんなの声を聞きたいと。今、切実に思っています。それもこれも。今年のCDJは、個人的に、「原点回帰」を掲げ、さらに新たな何かを刻めるようなプレイを目指していたのでして。そのような、ちょっと今までとは違う選曲をし、違う感じでのプレイが多かったからでして。そのようなものをどのように皆さんが受け止めてくれていたのかというのが非常に気になっているのですが…。僕のTwitterに、各時間のセットリストを上げているので、それを見て頂ければ、なんとなく僕のチャレンジを感じてもらえるかもしれません。まあ、当たり前のように、目の前に広がるみんなが楽しく、かつ、踊っていてくれたのは、ステージ上から眺めることが出来ましたから。それはそれは、非常にうれしいことでして。とても、とてつもなく、感動、感謝の気持ちでいっぱいでありましたから、気にし過ぎなのかもしれません…。だって、大晦日、ポリのハヤシ君のDJ前の時間帯で、原因不明のトラブル(突然ブースの機材の電源が落ちるというトラブル)があって、一瞬のうちに曲が止まるという。どうしようもない状況に陥ったときでも、フロアにいるみんなの暖かい声に助けられましたし。みんなに背中を押されているという感覚を改めて実感した瞬間でもありましたから。四日間通して、音を届ける立場にいながら、やはりやはり、その音を感じて楽しむみんながいたといるということ。いたということ。それが全てを支えてくれたのだと。改めて実感しています。

 さまざまな時間帯において、さまざまな思いが駆け巡るわけではありますが。特に強烈だったのが、カウントダウンの瞬間だったかなと。やはりそれは強烈でした。サプライズゲスト、サカナクションの一郎君と。テレフォンズのノブ君。本当のサプライズゲストです。例年のDJ BOOTHに来てくれているみんなならば知っているかと思いますが、カウントダウンの瞬間。年の終わりの締めは、その年、2010年に印象深かったアーティストの曲をかけるというのが恒例で。テレフォンズをかけることと、最後の最後にサカナクションの「アルクアラウンド」をかけるということで。それはレジデント3人の総意で決めていたのですが、まさかそこに2人が遊びに来てくれるとは思っていませんでした。特に、一郎君です。みんなもびっくりしたと思います。それは、俺もです(笑)。
 
 サカナクション、一郎君とは、振り返れば長い付き合いなのです。一郎君と出会い、初対面の彼の目の奥から訴える、汚れ無き決意を感じ、間違いないと惚れ込んでから、彼らの音楽は必ずしやポップマーケットで成就すると確信し、様々な場面で彼らの音楽を届ける架け橋的な存在として届け続けた。時には、DJとして。時にはインタビュアーとして。ライターとして。絶対に、ロックバンドとして暴れまくる存在になると確信していたから。CDJ初出演のことも鮮明に覚えているし。年を重ねるごとに、CDJやJAPANFESで膨れあがるオーディエンスの数を目の当たりに感じて、自分の思いは間違っていなかったという感覚が心地よく通り抜けていったことも強く印象深く。さらにさらに、架け橋として、DJとして届け続けながら、自分の現場でも徐々に彼らの音楽が市民権を得て、膨れあがる状況をひしひし感じながら。その結果、いや、これは、通過点ですね。年越しのタイミングでステージ上に来てくれたということは、非常に、非常に、うれしいことで。それは、僕以外の、片平氏も前田氏だって同じ気持ちで。一郎君をひっぱりあって抱きあっていたのですから(笑)。
 音楽の世界に身を置くようになって、沢山のアーティストが現れては消えていく世界を目の当たりにしてきていますが、こうやって成長してくれるバンドは、希です。サカナクションばかりの話になってしまいましたが、テレフォンズだってそうです。ここまで昇り龍の如く快進撃を続けるバンドは、ほんとうに、希です。そういうバンドを意固地に支援し、その気負いを受けて成長してくれたバンドのメンバーが来てくれたと言うことは、ほんとうにうれしい限りです。年明け一発目にかけた、世界の終わり。彼らが、今後、更なる飛躍をするようになったら、これまた嬉しさが溢れかえるわけです。

 他にもいっぱい、楽しい場面がありましたが、今日はここまで。

 新年早々、長文に目を通して頂き感謝です。

 改めて、今年もよろしくお願いいたします。

 そして。

 今年も、みなさんの日々に、より多くのより良い音楽が流れるようになるように、保坂は日々、精進して生きます。

 よろしくです!

3 件のコメント:

  1. あけましておめでとうございます!
    4日間最高に楽しい一時を過ごせました。
    よくよく計算したらDJブースに32時間もいました!
    4日間毎日DJブースに始まり、DJブースに終わる、という生活。
    本当にあの空間が大好きです。

    年越しの一郎くん、ノブくん
    最高のお年玉でした!
    年越しにDJブース選んで本当に良かった!って思いました。
    レジデントDJSの皆さんと一緒に年を越せて幸せです!

    そして、30日最後の曲
    フジファブリックのSugar!!
    本当にありがとうございました。
    あの空間、あの瞬間に聴けて本当に良かったです。

    これからも素晴らしい瞬間、空間を作り上げていってください。

    4日間お疲れ様でしたー!

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  2. 4日間お疲れさまでした!

    遅ればせながら、コメントを。といっても、本当はCDJには
    行けない予定だったので
    当日券がでたことを知った29日の14:00に滑り込みで行きました。
    なので、
    保坂さんのDJ、1回しか行けなかったんです・・・。

    でも、なんかRJFの時とは違っていました。気のせいかと思ったけど
    なんか伝わるものがあったんだと、ブログ見て改めて思いました。

    で、
    とにかく、なんだか、とてもかっこよかったですね。
    びっくりしました(笑)!
    自分でおじさん、おじさんっていうけど、
    なんか、かっこよかったです。
    いろんなことを含めた「かっこよさ」を感じました。


    でも、
    これからも、
    いろんな音楽を、素敵な瞬間を届け続けてください。
    「かっこいい」保坂さんのDJや文章をこれからも楽しみにしています!

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  3. 初DJブースそして初保坂でしたが、DJブースの虜になりました。
    セトリが毎回最高でした!
    suger!!で踊れて幸せでした。
    とても良い思い出が作れました。
    またこれからもよろしくおねがいします。

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