2010/10/24

『中村語録2』

『中村語録』という本をご存じでしょうか?
知っているのならば、それだけで、嬉しいです。
持っているのならば、それはもう、それだけで、じゅうぶんです。

———『中村語録』とは?

『中村語録』とは、中村一義のパーソナルブック。
中村一義に多大な影響を与えた、今は亡き祖父・中村二郎のモノローグと、
中村一義と祖父、祖母の“中村家お茶の間での鼎談”による二部構成の全100ページの書籍です。


2002年に発刊されたこの本の取材、インタビューを私、保坂がやらせて頂きました。振り返れば、8年の月日が流れているのですね。

今でも私の大切な宝物であり、バイブルであります。自ら取材をさせて頂きながら、このような物言いもどうかと思いますが、本当に、宝物であり、バイブルであります。当時の僕にとって、この取材が決定したこと。それが、書籍として発刊されるとなったこと。とてつもない財産になっております。言い過ぎかも知れませんが、この本を成就させることが出来たということで、僕は全てを成し遂げたと果ててしまってもいいと、当時も今も思ってしまうこともあります。

あれから8年。
この度、『中村語録2』が発刊されることになりました。

今回の第二弾のメインは、中村一義を幼少期から見守り続けている祖母・中村安子と中村一義の対談。幼少期から今まで、ずっと傍らにいた祖母に中村一義はどう映っていたのでしょうか?そして、カラーページには、秘蔵写真満載のフォトアルバムを掲載。

とのことです。
さらに、中村君自身が責任編集を自ら行ったという、パーソナルなものになったのです。

中村一義というアーティストは、デビューアルバム「金字塔」というまさに金字塔なアルバムをリリースしています。このアルバムが彼の個における全ての集約的なパーソナルな作品であり、であるがゆえに、聴き手のパーソナルにとてつもない衝撃を与えた作品であったことは言わずもがなであります。そこから彼の全てが始まり、今彼がいるのは、そこがあるからであると言っても過言ではない。ようは、彼がデビューするまでの期間。どのように中村一義という人間が形成されていったのかということが、とてもパーソナルであるが故に、さらに聴き手が欲するべくものであるということ。それを証明することが出来たのが、『中村語録』でありました。御爺様から語られる様々な言葉の数々は、パーソナルであるが故にとてつもなく普遍的です。中村一義というアーティストが好きならば染みいる本であるという、そんな狭き門ではなく、音楽を、いや、この時代を生き抜く上での様々な考え、知識、思い、全てが詰め込まれています。その第二弾が御婆様との対談で新たに披露されるのです。

嬉しいです。

さらに、さらに、ディープに。それがさらに聴き手にディープに伝わることが、より普遍的な広がりを見せることが可能になるであろうという、今回の発刊。

是非とも一読よろしくであります。

ちなみに未だ僕も読んでおりませんので、わくわくが止まりません。

楽しみです。

3 件のコメント:

  1. もっちもち2010年10月25日 0:31

    僕も楽しみです!

    保坂さんがインタビューだつたとは。

    いいな。

    僕の夢は、中村君を、100sを紅白の舞台に立たせることです。

    あの素晴らしい楽曲を老若男女に聴かせたいのです。

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  2. 私も、まってました!!です。

    楽しみ。あぁ、今から泣きそうです。

    おじいさん、かっこよかった。
    おばあさんも、やっぱりすてきだろうし。

    楽しみ。楽しみー!

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  3. もっちもちさん、t/rさん。コメントありがとうございます。読まれましたか?保坂は読みました。万感のおもいです。

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