2012/05/22
東京スカイツリー開業。ですか。
「今日、東京スカイツリーが開業したね。」
って、いうことを。それだけを。ブログに記しておけば。
なんか、数年後、数十年後に。この「保坂壮彦日記」を振り返ったとき。
記念になるかなって。思っただけで。ブログを書きました。
ていうかさ。なんか。世紀末と新世紀の狭間にいるような気分。
まるで。20世紀と21世紀をまたいだあのときの感覚と似てる。
何かが変わるのかも知れないけれど。何も変わらない。
いや。物理的に変わったよね。
景色が。
ただそれだけ。
いやいや。俺は捻くれ者だ。
今日は普通に記念すべき日だし。
スカイツリーにまつわる個人的な熱い思いもあるんだよ。
でも。なんかね。世間のはしゃいでる感が。
まじ。新世紀到来のあのときを思い出す。
いいんです。おめでたいんですから。
でも。やっぱり。何かしらの喪失感があるんだよね。
けど。明るい未来もある。あるか?
という感覚だ。
この感覚を音楽で伝えるとこうなる。
何かが終わり、その先に来るべく何かを向かえ、鳴り響く、祝祭の音楽。
それが、僕にとっての、THE FLAMING LIPS。
1999年作品のアルバム、『Soft Bulletin』収録楽曲。
莫大な歓喜の渦を演出することで、オーディエンスの孤独が瞬間的に繋がる。
音楽があれば、そこにみんながいれば、これだけハピネスになるんだと。
THE FLAMING LIPSは教えてくれる。
単なる馬鹿騒ぎじゃ無い。
哀しみや寂しさを噛み締めているからこそ感動する音楽なのです。
それでも僕らは不確かな今日を生きているのです、と。
おっと。
東京スカイツリーの件はどこにいった?
ま。いっか。
追記:
ちなみに、僕が、THE FLAIMING LIPSに恋に落ちたのはこの曲です。
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