2014/07/16

「GFB`14(つくばロックフェス)」にむけて。






 唐突ですが、自分の過去Tweetを引用させて頂きました。

 今週末、7月19日(土)&20(日)の2日間。「GFB`14(つくばロックフェス)」が開催されます。私、DJ保坂壮彦は、今年は2日間出演いたします。是非とも遊びに来てください! っていう。告知だけのブログだけではないということを証明したくて、突然の引用をさせて頂きました。

 「GFB`14(つくばロックフェス)」は、ロケットダッシュレコードの伊香賀守が独りで立ち上げたフェスです。音楽が好きだという男が、独り、様々な形で活動を始めて、辿り着いたロックフェスです。今年でもう6年目になります。こちらで彼自身がフェスのことを語っているとおりで。僕がとやかくどうのこうの言うのはどうしたものかと思っているのですが。まあ、語らせてください。

 Tweetした内容に繋がるんですが、どんなフェスであれ、フェスというものを創る、やる、開催する。それを決めるのは志ある人間です。色々な志を持っている人が最近増えたこともあり。フェスというものの有効性や、フェスというものの歓喜を生み出したいという人が増えました。そんな中での、一部のフェスが、「GFB`14(つくばロックフェス)」であると思います。

 僕の中でのロックフェスの理想郷は何を差し置いても、やはり、フジロックです。それは、フジロックが草分け的存在であるからとか。日本においてフェスの成功例としての地盤を創ったとか。そういうことも理由にあるにはあるのですが。それだけじゃないんです。


 このサイトでクボケンさんがフジロックの魅力を語っているんですが。冒頭で、こう伝えています。

『「何も考えるな」です。流れに身をまかせろです。』

 これです。これ。フジロックの魅力はこれです。既にあの場所には音楽が三日間ずっと鳴り響いてます。片手にタイムテーブルを持って、お目当てのアーティストに向けて駆け回るとか。そんな感じじゃないんです。行くだけでいいんです。行けば必ず楽しめるのです。その場に足を運んで。その日のその時間帯の自分の気分で感覚で。頭を真っ白にして、思うがママに行動する。そこで鳴る音楽に身を委ねる。それが醍醐味なんです。僕的にはそれが魅力なんです。

 「GFB`14(つくばロックフェス)」も規模感の違いはあれど、同じ感覚です。伊香賀守が独り創り上げた理想郷に興味を持ったならば、もう足を運んで、自由に楽しむ。楽しめます。楽しんでください。

 彼の志は半端ないです。もう思い出すのもめんどくさいくらい前から共に色々なカタチで音楽を通じて活動をしてきて。この時期。「GFB`14(つくばロックフェス)」が開催されるということを目の当たりにすると、ほんとアイツは凄いなぁと。上から目線みたいで申し訳ないのですが。ほんと凄いです。だって、今年は、去年までの開催場所から変更し、筑波山に場所を移し、本当に何も無い土地にステージを創り上げています。現時点でも。それをやろうって。やってやろうていう決意は半端ないです。

 もし機会があったら彼に聞いてみて下さい。“「GFB`14(つくばロックフェス)」をやり続ける理由は?”と。きっとそれなりの言葉で軽く流されてしまうと思います。やりたいからやってる、とか。でもね。そんな簡単なもんじゃないですよ。ある程度近くにいる人間なんで。彼の苦労は多少なりとも解っているので。凄いです。

 そういう主催者の思いと行動力を目の当たりにすると、やっぱりフェスは主催者ありきという。Tweetした内容に戻るのですが。そう思わずにいいられないのです。

 でも。創り上げた場所に人が集まらなければ始まりも終わりもないです。当たり前。だけど。人を集めることが目的じゃ無い。ただ、音楽が好きだから。その思いがフェスの主催者を、「GFB`14(つくばロックフェス)」主催者の伊香賀守を突き動かしているのだと思うのです。

 そんな素晴らしいフェスに毎年参加させてもらえて感謝してます。

 ありがとう。

 そうそう。

 最近、友人に言われた言葉でぐっとココロを鷲掴みにされた言葉があります。

 “共創(きょうそう)”

 “競争”ではなく“共創”です。

 改めて。フェスをゼロから創り上げるのは主催者です。しかし、フェスが素晴らしい空間として成り立つには、主催者と共に働いてくれているスタッフ。そこに、ミュージシャンとオーディエンス。で。当たり前のように音楽がある。その色々がみんなが共に共々に抱いているココロの思いを解き放つ。それでフェスが最終的に素晴らしい空間として創り上げられるということです。共に創る、です。

 創りましょう。

 素晴らしい空間を。

 共に。
 
 「GFB`14(つくばロックフェス)」。

 是非遊びに来てください。





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